さくらVPSにCPANをインストールし、Perlのモジュールをインストールできるようにしてみます。
MovableType をインストールしたかったのですが、モジュールの不足でエラーが出力されたので導入ついでに記事を書きました。
CPANとは?
CPAN(シーパン、Comprehensive Perl Archive Network)とは、Perlのライブラリ・モジュールやその他のPerlで書かれたソフトウェアを集めた巨大なアーカイブで、世界中のサーバにその内容がミラーリングされている。再利用性・汎用性の高いモジュールが登録されており、Perlプログラマができるだけ車輪の再発明をせずに済むための支援環境となっている。
Perlのモジュールをコマンドからインストールできるようにするプログラムとなります。
CPAN - Wikipedia
検証環境
以下の環境で検証を実施しました。
・CentOS Linux release 7.9.2009 (Core)
CentOS のバージョン確認は以下のコマンドを実行してください。
[XXX@XX-XXX-XXXX]# cat /etc/redhat-release
導入手順
まず、yum を使用して CPAN をインストールします。
rootユーザーで実行してください。
[XXX@XX-XXX-XXXX]# yum -y install perl-CPAN
つづいて CPAN を実行します。
[XXX@XX-XXX-XXXX]# cpan
実行後、以下のような長文が出力され、最後に質問されるので yes と入力します。
CPAN is the world-wide archive of perl resources...
(中略)
Would you like me to configure as much as possible automatically? [yes] yes
入力後、いくつか質問されますのですべて yes と入力していきます。
デフォルトが yes のため、入力せずにそのままエンターを押しても問題ありません。
その後、以下のようなテキストが出力されます。これでセットアップは完了です。
cpan[1]>
モジュールをインストールする
さっそくモジュールをインストールしてみます。
ここでは HTML::Entities というモジュールをインストールしてみます。
cpan[1]> install HTML::Entities
インストール状況を示すテキストが大量に出力されますので待機します。
その後以下のテキストが出力されればインストールは完了です。
cpan[2]>
CPANを終了する
作業が完了したので CPAN を終了します。以下のコマンドを実行することで終了します。
cpan[2]> exit
CPANを再度起動したいときは
CPANを再度起動したいときは cpan と入力すれば起動可能です。
[XXX@XX-XXX-XXXX]# cpan
以上となります。